建築のプロ向け】「褐色腐朽菌」と「真菌(カビ)」の境界線判断、およびMVOC(微生物由来揮発性有機化合物)の科学的アプローチについて

建築・不動産のプロフェッショナルであるホームインスペクター、建築士、施工管理技士の皆様に向けて、技術的な提携のご提案をさせていただきます。

皆さんは、構造耐力、断熱気密、雨仕舞いといった「建築物理」のスペシャリストです。 しかし、リフォーム前調査や既存住宅状況調査において、「微生物汚染(バイオ)」や「化学物質(臭気)」の判定の際に、判断基準に迷われるケースもあるのではと想像します。

Beクリーンでは、それら「建築のソフト面(環境衛生)」を科学的根拠に基づいて解析・修復することが可能です。

■1. 「木材腐朽菌」か「表面汚染(カビ)」かのトリアージ

床下点検口を覗いた際の「木部の変色」。 これが構造耐力に影響を及ぼす担子菌類(褐色腐朽菌・白色腐朽菌)の初期段階なのか、単なる環境由来の子のう菌類・不完全菌類(アスペルギルス・ペニシリウム等)なのか。この判断は、瑕疵担保責任やリフォーム方針に直結します。

Beクリーンでは以下の視点で調査を補完します。

  • 含水率と自由水(Aw)の相関: 木材含水率計を用い、腐朽菌の活性化ライン(一般的に20〜25%以上)を超えているか、結合水・自由水の観点からリスクを評価します。
  • 菌種同定検査: 付着菌を採取し、培養検査を行うことで「その菌が人体に有害か(アレルギーリスク)」「木材を分解する酵素を持っているか」を特定し、報告書のエビデンスとして提供します。

■2. 「見えない汚染」を数値化するATP検査とMVOC対策

「カビ臭い気がする」という官能評価だけでは、施主様への説明責任(アカウンタビリティ)を果たせません。特に、カビが代謝過程で放出するMVOC(微生物由来揮発性有機化合物)は、目に見えない汚染のサインです。

Beクリーンでは、以下の手法で汚染を「可視化」します。

  • ATPふき取り検査(A3法): 目視で綺麗に見える表面でも、ATP(アデノシン三リン酸)量を測定することで、微生物の残留レベルをRLU(相対発光量)という数値で示します。「清掃前:15,000 RLU」→「施工後:200 RLU」といった明確な数値報告が可能です。
  • 菌数測定調査:浮遊カビ菌をエアサンプラーで採取しコロニーカウンターでカウント、1㎥当たりの浮遊菌数の測定を行います。
  • 菌種同定:培養したカビ菌を顕微鏡を使った形態的特徴の観察から菌種を同定します。
  • オゾンCT値理論に基づく燻蒸: 市販の脱臭機を運転するだけの工法とは異なり、Beクリーンでは「CT値(濃度ppm × 時間min)」を管理指標としたオゾンショックトリートメント(OST法)を用います。空間体積と湿度計算に基づき、MVOCの化学分解に必要なオゾン濃度を算出し、確実に無害化します。
  • 適切な薬剤の使用:菌種同定から得られた情報をもとに発生している菌に対して効果が高い薬剤を選定、使用いたします。

■3. インスペクションの「守備範囲」を広げるパートナーとして

Beクリーンは、単に「薬剤を噴霧するだけ」ではなく、これら環境修復のプロトコルを理解した上で施工を行います。

  • 診断時のオプション調査(同定・数値化)
  • リノベーション時のスケルトン消臭・除菌
  • 引き渡し前の空気質(IAQ)保証

「構造は住宅のプロが保証し、空気質はBeクリーンがデータで保証する」。 この役割分担(コラボレーション)により、御社のインスペクション報告書の信頼性は飛躍的に向上するのではと考えます。

技術的なディスカッションだけでも大歓迎です。 難解な現場に遭遇されカビや臭気の、空気環境の専門知識が必要な場合はぜひ「Beクリーン」にご相談いただければと思います。

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