【北海道のプロが教える】灯油をこぼした時の「絶対NG行動」と正しい消臭手順|臭いが取れない理由とは?

はじめに

北海道の冬に欠かせない「灯油」。給油中にうっかり玄関や車内、カーペットにこぼしてしまい、強烈なニオイに頭を抱えていませんか?

「そのうち乾くだろう」「ファブリーズなどの消臭スプレーをかければいい」

実はこれ、すべて間違いです。

今回は、ニオイのプロとして日本全国で多くの同業者向けに教鞭をふるっている株式会社Beクリーン・加藤が、一般の方がやりがちな「灯油消臭のNG行動」と、プロが行う「化学的根拠に基づいた正しい処置」について解説します。


目次

焦って自己流の処置をすると、被害を広げてしまうことがあります。まずは「やってはいけないこと」を知ってください。これを知るだけでも後の処理がずいぶん楽になったり、ニオイを早く消せるようになります。

NG①:水拭き・お湯拭きをする

「まずは拭き取ろう」と濡れ雑巾でゴシゴシ拭くのはNGです。

灯油は「油」なので水とは混ざりません。水拭きをすることで、油汚れを周囲に塗り広げてしまい、汚染範囲が拡大してしまいます。いつまでもヌルヌルしたり、キレイになった感じがして臭いが消えない原因に直結します。

NG②:市販の衣類用消臭スプレーをかける

これが最も多い間違いです。一般的な消臭スプレーの多くは、臭いの元を包み込んだり(マスキング)、別の香りで誤魔化すものです。

灯油のような揮発性の高い強力な有機溶剤(VOC)に対しては効果が薄く、灯油の臭いとスプレーの香料が混ざり合い、さらに不快な悪臭に変化することがあります。灯油のにおいと市販の芳香がする消臭スプレーの混じり合った臭いはなんとも言えず「なんだか気持ち悪い」となりやすいです。

NG③:換気だけで自然乾燥を待つ

北海道の住宅は高気密・高断熱です。窓を開けて換気をするのは大切ですが、冬場に長時間窓を開け続けるのは現実的ではありません。また、灯油が建材(コンクリートや木材)の奥深くまで染み込んでいる場合、表面だけ乾いても内部の灯油成分が少しずつ揮発し続けるため、何ヶ月経っても臭いが消えないことがあります。

換気を続けていると臭いが薄くなったように感じます。そして毎日この環境で暮らしていると「順応」といって臭いに慣れてしまいます。臭いことが分からなくなってしまうので知らず知らずのうちに健康被害が発生することもあります。


なぜプロに頼むと臭いが消えるのか、その違いを分かりやすく表にまとめました。


もし灯油をこぼしてしまったら、業者が来る前、あるいは軽度の場合に以下の手順で処置を行ってください。

  1. 物理的に吸い取る(最優先)新聞紙、キッチンペーパー、ボロ布、あるいは猫砂などを使い、とにかく液体の灯油を吸い取ります。こするのではなく「押し付けて吸わせる」のがコツです。
  2. 界面活性剤で「乳化」させる食器用洗剤(中性洗剤)を少し水で薄め、汚染箇所に塗布します。油である灯油を洗剤の力で水と混ざる状態(乳化)にしてから、乾いた布で吸い取ります。※注意:フローリングのワックスが剥がれる可能性があります。
  3. 揮発を促す可能であれば、サーキュレーターなどで風を当て続け、成分を飛ばします。ドライヤーの温風は引火の危険があるため、必ず冷風か送風機を使ってください。

北海道の住宅における灯油漏れは、ただ「臭い」だけの問題ではありません。

  • 健康被害: 揮発した化学物質を吸い続けることで、頭痛や吐き気などの「化学物質過敏症」のような症状を引き起こすリスクがあります。
  • 資産価値の低下: 基礎コンクリートや断熱材に灯油が染み込むと、リフォームが必要になるケースもあります。賃貸物件の場合は、退去時に高額な原状回復費用を請求されるトラブルも多発しています。
  • 近隣への被害拡大:アパートマンションの場合灯油が漏れることで隣接する部屋へ臭いが流れ込むことがあります。入居者同士のトラブルや管理会社などへの責任追及などトラブルがどんどん拡大します。
  • 断熱性能の低下:灯油により断熱材が劣化したりすることで断熱性能が低下する可能性もあります
  • 信用の問題:意外と多いのが新築住宅やリフォーム後の住宅で暖房試運転時の漏油事故です。これから夢と希望をもって新居で暮らす施主様にとって「灯油が漏れた家」というのはとてもイメージが悪いです。

「清掃は化学」です。

染み込んだ灯油は、科学的なアプローチで分解・除去しなければ完全には解決しません。


Q. コンクリートに灯油をこぼしてしまいました。自分で消せますか?

A. 表面の少量であれば吸着と洗浄で薄まりますが、コンクリートは吸水性が高いため、奥まで浸透していることが多いです。その場合、市販薬では完全に消臭するのは困難です。

Q. 灯油の臭いはどれくらいで消えますか?

>A. こぼした量と場所によりますが、床下に染み込んだ場合などは、自然放置では数年単位で臭いが残ることもあります。

Q. オゾン脱臭機を使えば消えますか?

A. オゾンは有効ですが、灯油そのものが残っている状態でオゾンを当てても、臭いは復活します。「液体の除去」と「オゾンによる空間脱臭」を組み合わせる技術が必要です。

Q. 灯油のにおいが無くなれば灯油の成分(VOC)は消えるんですか?

A. いいえ。ニオイが消えても成分が残っていることは多いです。ニオイが分からなくなる「検知閾値」以下になっただけである場合も多いんです。


調査だけでも問題ありません。

  • 消臭業者に消臭はしてもらったが本当に臭いが消えているか調べて欲しい。
  • 業者に依頼したが、人体に影響のある成分が本当に消えているのか知りたい
  • 今後この住宅で暮らし続けても問題ないかを調べて欲しい。

他にも

  • 今現在どれくらい人体に影響がある成分が室内に充満しているのかを調べたい
  • 客観的に見てなんらかの対策を行う必要があるかどうかを化学的な根拠に基づいて調べて欲しい
  • 建材の交換や乾燥で問題ないと言われたが本当に問題ないのか?
  • 乾燥して臭いは落ち着いたが本当に安心なの?

灯油をこぼしてしまった時は、時間が勝負です。時間が経てば経つほど、建材の奥深くへ浸透してしまいます。

「自分でやってみたけど臭いが取れない…」

そう悩む前に、北海道・旭川の特殊清掃・消臭のプロ、株式会社Beクリーンにご相談ください。

日本除菌脱臭サービス協会認定指導員としての知識と、豊富な現場経験から、最適な解決策をご提案します。

価格は一律いくらなどという設定では無い為、その都度お見積りや打ち合わせが必要です。

臭いの強さやこぼれた場所、状況、解体工事の有無など現場毎に状況が違うので価格が大きく変動します。

公式LINEやメールでのお問い合わせは無料ですので是非お気軽にご相談ください。

メールでのお問い合わせはコチラからどうぞ

    この記事が気に入ったら
    いいね または フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!

    コメント

    コメント一覧 (1件)

    コメントする

    目次