はじめに
「冬になると窓の周りが黒くなる」 「クローゼットの中がカビ臭い」 「何度カビ取り剤で掃除しても、すぐにまた生えてくる…」
北海道の高気密・高断熱住宅において、カビの悩みは深刻です。 実は、カビが再発する最大の理由は、「目に見えるカビだけを消して、カビが生える『環境』を放置しているから」です。
今回は、一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会・認定指導員である株式会社Beクリーン代表の加藤が、「科学的根拠(水分活性)」に基づいた、本当のカビ対策について解説します。
1. そのカビ掃除、実は逆効果?やりがちな3つの間違い
カビを見つけた時、多くの方がやってしまう行動が、実はカビを広げている可能性があります。
NG①:掃除機で吸い取る
カビの胞子は非常に微細です。一般的な掃除機で吸い取ると、排気と一緒に胞子を部屋中に撒き散らすことになります。これはアレルギーの原因にもなる危険な行為です。HEPAフィルター搭載の高性能な掃除機であれば問題は少ないですが、HEPAフィルターを使用している掃除機は業務用では多いですが一般家庭向けではほぼ見かけない気がします。
NG②:水拭き・アルコールでゴシゴシ擦る
カビの菌糸は建材(壁紙や木材)の奥深くまで根を張っています。表面をゴシゴシ擦ると、建材が傷つき、その傷にまたカビが入り込んでしまいます。また、アルコールは濡れている時間が短いため、深部の菌糸まで殺菌しきれないことが多いのです。アルコールがカビ菌を除菌するには必要な接触時間が決まっているので、すぐに乾くのであればあまり意味はありません。
NG③:「乾燥させればOK」という誤解
「除湿機をかけているから大丈夫」と思っていませんか? ここで重要になるのが「水分活性(Aw)」という考え方です。 実は、湿度が多少下がっても、建材そのものが含んでいる水分(自由水)がカビにとって利用可能な状態であれば、カビは活動を止めません。
2. プロの常識!カビを支配する「水分活性」とは?
Beクリーンが他社と違うのは、「感覚」ではなく「数値」でカビを診断する点です。
カビが生える「水」の正体
カビが繁殖するには、栄養、温度、酸素、そして「水」が必要です。 この「水」ですが、単なる湿気ではなく、カビが自由に使える水=「水分活性値(Aw)」が高いかどうかが重要です。
- 含水率(%): 建材にどれくらい水が含まれているか
- 水分活性(Aw): その水がどれくらいカビに使われやすい状態か
私たちは、専用の測定器を用いて建材の水分状況を調査します。「触った感じは乾いているのに、数値を見るとカビにとっては天国のような状態」ということがよくあります。
多くのカビ処理業者さんは「含水率」に重点を置いていますが、近年の研究では「含水率」はカビの育成にそれほど大きな影響を与えない。という研究結果も出てきています。
またパーティクルカウンターという空気中の浮遊粉塵量を測定する機械で調査を行う業者さんもいますが、パーティクルカウンターではホコリやハウスダスト、花粉、などなどカビ以外のものも測定してしまいますし、そもそも測定値がカビかどうかのジャッジは出来ない機械ですので単なるパフォーマンスでしかありません。
測定する意義のある数値なのか?しっかり考える必要があります。
3. Beクリーンの「科学的カビ除去」
私たちは、建材を削ったり、強力な漂白剤で色を抜くだけのような施工は行いません。
特徴①:削らない・擦らない
専用の除カビ剤をミスト状にして浸透させます。菌糸の核を分解することで、素材を傷めずにカビを除去します。状況によってはガスを併用し、薬剤が噴霧できない隙間などにも気体であるガスを浸透させます。
特徴②:防カビコーティングで「水分」をブロック
カビを除去した後は、長期間カビを寄せ付けないための防カビ施工を行います。これは単に毒を塗るのではなく、カビが利用できる水分をコントロールする役割も果たします。
特徴③:可視化された安心
- 施工前: ATPふき取り検査(汚れや菌の量を数値化)、含水率測定、水分活性測定
- 施工後: 数値が安全圏まで下がったことを確認して完了
「きれいになった気がする」ではなく、「数値としてきれいになった」ことを証明します。
4. 北海道ならではのカビ事情と対策
北海道の住宅は「魔法瓶」のようなものです。
- 冬の結露: 外気との温度差で窓や壁内結露が発生しやすい。
- 換気不足: 寒さのために換気口を閉じてしまい、汚染空気が滞留する。
- FF式ストーブの裏側: 空気が動かず、温度差が生じやすいデッドスペース。
Beクリーンでは、単なるカビ取りだけでなく、サーモグラフィカメラ等を使った断熱不良のチェックや、空気の流れ(換気)のアドバイスも行っています。
5. よくある質問(FAQ)

Q. 壁紙の裏がカビている気がします。剥がさずに対応できますか?



A. 状況によりますが、壁紙の上から薬剤を浸透させる工法もあります。ただし、石膏ボード自体が腐食している場合などは、張り替えを推奨する場合もあります。まずは調査をご依頼ください。



Q. 調査だけでもお願いできますか?



A. はい、可能です。「カビなのか汚れなのか分からない」「どこから臭いがするのか突き止めてほしい」といった臭気調査・カビ調査も承っています。



Q. 市販のカビ取り剤(カビキラーなど)との違いは?



A. 市販品は「漂白」がメインで、深い根の「殺菌」までは届かないことが多いです。また、洗い流しが必要なため、室内(壁や天井)では使いにくいのが難点です。当社の技術は、乾燥すれば無害になる安全な薬剤を使用しています。
まとめ:カビは「病気」です。早期発見・早期治療を
カビを放置することは、家の寿命を縮めるだけでなく、そこに住むご家族の健康(アレルギー、喘息、肺炎など)を脅かすことになります。
「清掃は化学」です。 根性論で擦るのではなく、科学の力でカビを根絶しましょう。 旭川市近郊で、繰り返すカビにお悩みの方は、ぜひ一度Beクリーンにご相談ください。
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