フローリングにワックスは必要なのか?
この10年くらいでしょうか?ノーワックスフローリング、ノンワックスフローリング、とかフリーワックス、みたいなノーワックスが標準のフロアが増えてきています。
それでも床にワックスを塗りたい。って需要は依然として多い印象です。
フローリングにワックスを塗るメリット、デメリットは以下のように考えられるのではないでしょうか?
ワックスを塗る主なメリット
- 傷や汚れの防止: 椅子や家具の引きずり、スリッパの摩擦、ペットの引っかき傷などからフローリングを保護します。また、食べこぼしなどの汚れが直接床材に染み込むのを防ぎ、掃除が楽になります。
- 美観の維持: 細かい傷が埋まることで光沢が生まれ、部屋全体が明るく、きれいに見えます。
- 床材の寿命延長: フローリング自体へのダメージが減るため、床の張り替えサイクルを延ばすことにつながります。
ワックス塗布の注意点
一方で、ワックスがけにはデメリットや注意すべき点もあります。
- 定期的なメンテナンスが必要: ワックスの効果は永久ではなく、定期的に塗り直す必要があります。
- 手間と時間がかかる: 塗布前の掃除や、乾燥時間を含めると、かなりの時間と労力を要します。
- ムラや白化のリスク: 塗り方が不均一だったり、水分をこぼしたまま放置したりすると、ムラになったり白く変色したりする可能性があります。
- ワックスフリーのフローリングも増えている: 最近では、工場で特殊なコーティングが施されており、ワックスがけが不要な「ワックスフリー(ノンワックス)」のフローリングも多く普及しています。ご自宅のフローリングがワックスフリータイプかどうかを確認することも重要です。
僕が考える結論としては「キチンとお掃除が出来る家庭の状況なら塗らない方が良いんではないでしょうか?でも賃貸物件など不特定の人がどのような暮らし方をするか分からない場合は塗るほうが安心かな?」となります。(あくまでも一般家庭の場合。これが商業施設や店舗、事務所などであれば話が変わってきますが)
ワックスが汚れるとどうなるのか?
ちょうど今日賃貸物件のワックスを剥がす作業(ワックスを一度全て取り除く作業を剥離(ハクリ)といいます)
を行ってきました。



こんな感じで部分的に黒ずんだりします。
他にもパリパリ剥がれてきたり白く変色したりする場合もあります。
このようになってしまう原因としては
・ワックスの密着不良。(下地処理がしっかりしていないのにワックスを塗ってしまい密着が悪い)
・造膜不良(これも下地に起因しますが、ワックスがきちんとした塗膜を形成していない)
・清掃不足(単純に清掃が足りない)
・清掃のし過ぎ(アルカリ電解水などで頻繁に床を拭き掃除してしまう、など)
・スチームクリーナーを使いすぎる(熱と水分で塗膜はダメージを受けます)
・油分の蓄積(料理時に飛散した油分などが床などに沈着しワックス塗膜を傷める)
・湿度が高すぎる(フローリングもしっとりするくらいの湿度だとワックスが床側からダメージを受け続けます)
などなど挙げればきりがありませんが、様々な理由でワックス塗膜はダメージを受けます。
逆を言えば、しっかりした下地処理の上にワックスをきちんと施工し、日々の管理も完ぺきであればワックス塗膜は信じられないほど長持ちします。
理由はどうあれなんらかの要因でワックスは痛むという事です。
剥離するとリセットされます


こんな感じでスッキリキレイにフローリングが生き返ります。
フローリングのワックス剥離は難易度が高い作業です。注意点などは以下の通りと一般的には言われています。
1. フローリングへのダメージに注意
ワックス剥離剤は、ワックスを溶かすための強力なアルカリ性の薬剤です。フローリング自体も木材のため、水分や薬剤に弱いです。
- 水分過多にしない: 剥離剤を塗ったまま長時間放置したり、大量の水分で拭いたりすると、フローリングが反ったり、変色したり、最悪の場合、接着剤が剥がれて床鳴りの原因になったりすることがあります。
- 放置時間に注意: 剥離剤を塗ってからワックスが溶けるまでの時間は、製品によって異なります。推奨される時間を守り、長時間の放置は避けましょう。
2. 剥離剤の選び方と使い方
- 床材に合った剥離剤を選ぶ: フローリングには「フローリング用」と明記されている剥離剤を選びましょう。強力すぎる剥離剤は、フローリングの表面の保護層まで傷つけてしまうリスクがあります。
- 希釈倍率を守る: 多くの剥離剤は希釈して使います。製品に記載されている正しい希釈倍率を守ることが非常に重要です。
3. 作業の進め方
- 狭い範囲で少しずつ進める: 一度に広い面積に剥離剤を塗ると、ワックスが再び固まってしまったり、剥離剤が床に染み込んでしまったりするリスクが高まります。1m²くらいの狭い範囲を区切って、塗布、こすり、拭き取りを繰り返すようにしましょう。
- ワックスや剥離剤の残留をなくす: 剥離した後の汚水をしっかりと拭き取ることが大切です。この汚水にはワックスのカスや剥離剤が残っており、これがフローリングに残ったままだと、次に塗るワックスの密着が悪くなり、きれいに仕上がりません。
これはあくまでも一般的な注意点になりますが、読むだけで「ちょっと難しいのかな?」というのは理解頂けるかと思います。
Beクリーン独自の工法があります
Beクリーン独自の「フローリングワックスの剥離剤を使わない剥離。」という工法で施工すると、上記のデメリットをかなり緩和できることが特徴になります。
いくつかポイントを挙げてみます
・しゃがむ、かがむ、作業がほぼ無い
・スクレーパーやナルビーで削る、擦る作業は一切ない
・ポリッシャーは不要
・ある程度広い面積を一度に処理できる
・床のひび割れ、反り、などトラブルのリスクが相当さがる
・フローリング目地のワックスのカスなどをほじくり出さなくてもキレイに収まる
・剥離剤を使わないので養生が少なくて済む
などなど、もっとたくさんメリットがありますがこんな感じで魅力的な内容になっています。
最初にこの工法を開発した時よりさらに効率化が進み、今では3LDKくらいのワックス剥離なら一人で施工しても2時間かからないくらい。1LDKなら1時間以内に終わっちゃいます。
しかし、簡単な作業にするために絶対に守らなきゃいけないルールが2つだけあります。
・ウェットバキュームは絶対に使用する。(可能なら業務用のハイスペックなもの)
・(有)Quolity社のキューブルーム、ブルームザクを絶対に使用する。(どちらか一本ではだめで、絶対に両方使う)
これを守らないといけません。キューブルームとブルームザクの代わりに他のステンレスブラシを使う方もいるんですが、やはりキューブルームとブルームザクというところがポイントになると思います。僕も実験で他のステンレスブラシを使ったことがありますが(Quolity社の他の製品)結果は「微妙、、、、」でした。
ウェットバキュームの使用はBeクリーンブログでも何度も何度も書いているんですが、これは絶対ですね。
ワックスを溶かせるほどのpHの液体をカッパギで回収(床用のワイパーみたいな物です)なんて出来るわけがありません。バキュームを使わなければ絶対に残留して床にダメージを与えます。
詳しい内容は企業秘密なので書きませんけど、剥離剤を使って一般的な剥離をしてきた自分としては「こんなに楽なの?」って画期的な工法だと思っています。
まとめ
フローリングのワックス(今回は特に剥離について書きました)ですが、まとめとしては「塗らないで済む環境なら塗らないほうが良い」と僕は思っています。
DIYで剥離をする方もいますが、おそらくホームセンターに売っているワックス剥がし剤でリビング全面剥離なんてとてもじゃないけどやってられません。
いずれは剥離が必要になるワックスなら塗らないで、日々キレイにお掃除で維持管理するのがいいんじゃないですか?賃貸物件などのオーナーさんなら「掃除しない入居者が住むかも?ネコを飼育してるかも?」などなど心配事も多いので、ワックスは塗って頂いて入居者入れ替えの度に適切なメンテナンスを行うのが良いと思います。
退去清掃の度にワックス上塗りってのが一番良くないとは思います。(良くないけど求められるのでBeクリーンも塗ってはいるんですが)
ノンワックスフローリングはどうしたらいいの?
これは間違いなく「塗らない!」が正解だと思います。
塗らないと傷が付いちゃう。。。って心配もありますが、これは諦めるしかなんいじゃないでしょうか???
ノンワックスフローリングに塗布可能なワックスもありますが、ちょっと微妙ですし、コーティングなら密着はしやすいですが、コーティングが劣化した時のメンテナンス費用はかなり高額です。
数十年保証とかのコーティングも多いですけど、実際そんなに最初の美観が維持されません(涙)
ということでワックスの話でした。


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