力及ばず、修行不足、、、
先日玄関の磁器タイルの染み抜きを行いました。結果から言うと撃沈、、、無理でした。。

これ。
現調時は「これ落とせるな」と思いました。
作業後が ↓

落ちない、、、、
悔しい、、、
僕は染み抜きは得意な方で自信もあったんですけど、撃沈ですね。
「お掃除研究室」の全国のトッププロにも相談しましたが、解決策は見つからず。。
僕的にはフォーメーションAからGまで試しました。ダメでした。飛び道具的な必殺技もいくつか試しました。ダメでした、、、
ただただ実力不足です。
お客さんに「作業代金は?」って聞かれましたが「落ちてないので頂けません」って帰ってきました。
作業時間6時間30分。使った洗剤や薬剤の材料費34000円。僕の人件費。車両費、などなど考えると僕は会社に大きな損失を与えたわけです。
でも僕は何度か書いてますけど、お客さんの満足とか納得なんてどうでもよくて、自分が納得したかどうかで仕事をしてますから、自分が納得できないなら名誉ある貧乏でいいやって思います。
いつだったかは店舗の床清掃をやりましたが自分が納得しなかったので、お客さんにお願いして後日再度同じ作業を行いました。もちろん無償です。お客さんは再施工前でもOKでしたけど、僕が「こんな仕上がりじゃ恥ずかしくて世の中に存在させられない」って思ったので、再施工です。
エンターテイメント性の限りなく低い仕事ならしなくていいんです。
なぜ落とせなかったか?
もちろん技術が無いのが最大の理由ですけど、考えられる原因はいくつか作業中に見つけました。
正直「建材に問題あり」って部分もあるんですが、それでも落とせる掃除屋さんじゃなきゃダサいじゃないですか。どんなダメ建材でも生き返らせたい、、、
タイルに限った話じゃないですけど、最近は浴槽とかお風呂の壁、キッチンの人工大理石、洗面台とか住宅に使われる建材の質が昔と比較すると遥かに低品質なものが多い気がします。
見た目はオシャレで素敵ですけどね。ネットで新築を建てる人のウキウキワクワクブログとか、建てたけど欠陥住宅だったとかっていう愚痴ブログとか読んでいても、建材の知識や住宅の知識がない人に人気がある建材は僕たち住宅のメンテナンスを行う業者からすると「そりゃねーだろ」ってものが多い傾向がある気がします。
〇ナックスとかT〇T〇の〇ザナとか〇ラウーノとか、挙げだすとキリが無いですよね、、
エアコンもそうですよね。そんなものいらないだろって機能が付きすぎておかしくなったエアコンとか多いですよ。お掃除機能とかカビ防止とかなんちゃら洗浄とかなんてついてる方が汚れるんですから、涼しくしたいだけなら各メーカーの安い、冷えるだけの機種でいいのに。
僕たち零細掃除屋さんが「お掃除機能付きエアコンなんて欠陥だ」とか大声で叫んでもメーカーには届きませんし、みんな買っちゃうし。
仕方ないので、僕たち零細はメーカー主導のオシャレで低品質合戦に対抗できるように日々勉強するしかないんです。