2026年
今年もあっという間に13日。
連休中はあちこちで成人式があったようですね。土曜日に新年会がありましたが、サンロクもこころなしかいつもよりも若者が多かったように感じました。
普段僕たちみたいなオジサンたちが「会合だ」「会議だ」「○○会の集まりだ~」なんて一生懸命飲み歩いているわけですが(笑)そんな普段よりも若者が多くて「成人式だもんね~」なんて感じていました。
新年すぐに懐かしい珈琲屋さんへ
僕が大学生時代に働かせていただいていた珈琲屋さんに行ってきました。
HPやSNSなどないみたいで食べログのリンクです ↑
僕がバイトしていた2000年くらい?だったかな??当時は札幌市内でも結構高級なお店でお金持ちのお客さんが多かったです。駐車場は外車ばかり停まっていて、みんな社長さん。みたいな感じでしたね。
カフェノエルの歴史の中でもバイトって多分10人もいなかったのかな?僕が知ってるだけでも4~5人なんですが、いろいろと勉強になりました。
カフェノエルでバイトした人はだいたいみんな自営業か大手企業でそれなりのポジションについているようですが、みんな僕と同じくたくさんの会社経営者の話を毎日カウンター越しに聞いていて学びが多かったんだと思います。
僕もいまだに「ノエルで学んだことは今の自分の商売のベースになっているな」と感じます。
いろいろエピソードがあるけど
ノエルって外国語でクリスマスって意味だったと記憶しています。僕がノエルでバイトを始めるきっかけも実はクリスマス。12/24日に当時付き合っていた彼女とお茶を飲みに行き「バイト募集」の張り紙を見たからなんですね。
で翌週面接に行ってすぐ採用でした。僕だけがノエルのバイトで唯一、長髪で金髪で皮のブーツを履いてロックミュージシャンスタイルでした(笑)
「どーにかしろ」って何度も言われましたね(汗)お客さんにも歴代で一番品のないバイトだって言われてました。
デザイナーの常連さんにじーっと見られているときがあり「先生なんですか?ずっと見てますよね」と聞くと。「こんどの現場は品のないデザインってテーマで悩んでいてさ。大ちゃん見てると何かひらめくかな?と思って」なんてブラックジョークがさく裂したこともありました(笑)
当時は今よりも20キロ以上瘦せていて60キロないくらいで、意外とロックミュージシャン風に見えなくもなかったんですよね。
僕がクビになるちょっと前から僕は鬱病を発症していて集中力が極端になくなって高級な食器を何個かまとめて割ってしまい。「もー来なくていいよ」ってなったんですが。僕がマスターでも同じこと言ったと思うので、当時綺麗さっぱり僕を切り捨ててくれたマスターと奥さんには今では感謝しかありません。あのときなあなだったらもっとダメになっていたと思いますから。
その後数年たち鬱病も治ってからひょこっと行ってみたんです。それから本当に少ないですけど一年に1回くらいは行くようにしています。
今は息子さんが跡を継いでいます
今は当時のマスターもお店にいますけど息子さん(三男?かな)が跡を継いで立派にお店を切り盛りされています。長男はマスターに顔がそっくりだった記憶があります。立派な会社に勤められているとか、次男は今は偶然にも僕と同じ掃除屋さんをやっているそうです。そして三男と一番下の妹さんは奥さんに顔がそっくりで妹さんはご結婚されたとか?
カフェノエルは札幌では有名な宮越屋珈琲の社長のお兄さんがマスターなんですね。宮越屋の社長が弟、ノエルのマスター、マスターのお兄さんも大通りで珈琲屋さん(カフェドノール)を営んでました。実家は札幌に昔あった宮越屋旅館。
当時はお店が24時まで営業していて、閉店後片づけをして25時。それからマスターとラーメンを食べに行ったりご飯を食べに行ったりしたのもいい思い出です。
いいお客さんが多かった
本当に「上客」というんでしょうか?いいお客さんが多くて僕は何故かお客さんにもかわいがってもらえて「大ちゃん次の休みの日うちの会社でバイトして」とか「大掃除するから手伝いに来い」とか「飯食いに行くぞ」「車を一週間だけ交換してくれ」とか「一緒にコンサートに行くぞ!」「釣りに行くぞ」とかあちこち連れて行ってもらえました。当時付き合っていた彼女のお父さんも不動産屋さんを経営しており、なんせ経営者に囲まれ続けたバイト生活でした。いろいろな人から「自営業ってのはさ」みたいな哲学的な話をずーっと聞かせれたのは本当に大きな財産だと思っています。
今でも時々お店に行くと「あ!あの時の○○さんだ」って感じで当時の常連さんが横に座っていたり。あの頃僕は19歳?20歳?でしたけど今は44歳。4月で45歳です。25年も経っているんですよね。時間ってすごいなと思います。
夜しか来ないお客さん。常連さんなのに僕とマスターしか会ったことがないお客さん。毎回違う女性を連れてくるお客さん。一回しか来たことないのに「いつもの」っていうお客さん。一言もしゃべらず本を読んで帰るお客さん。常連さん同士で結婚した人。夫婦で朝だけくるお客さん。閉店間際にいつもくるお客さん。日曜日の10:30に必ずくるお客さん。たくさんお客さんがいました。
札幌は田舎者には刺激的でした
ノエルで出会う人々もそうですし、大学で出会う中もみんなキラキラして見えたし、僕もちょっとだけ学生写真界では有名人になれていて開催する個展開催する個展毎回大盛況でしたし、なんか自分がすごくなったと錯覚しました。そして実際の自分とのギャップに違和感を感じてどんどん鬱病が酷くなっていったんだと今は自己分析しています。
人や環境が悪いんではなくて自分を見つめられなかった自分が悪いんですが、当時は札幌がまぶしすぎて自分どころか周りすら見えていなかったですね。
今は自分も経営者になりノエルのカウンターに座ってますけど、商売初めて20年。自分の身の丈なんて骨折するくらい世の中から突き付けられて「自分なんて個人商店のおやじだよ」って分かり切っちゃって当時の浮ついた気持ちなんてお砂糖の一粒ほども思い出せないんですが。。写真だって「若いころ特有の感性がよかっただけで、今はそんな感性も消え去った」と自覚していますし。
時々お店に行くと、鬱病の薬のせいで?ほぼぶっ飛んでしまった大学生時代の記憶が断片的に思い出されて懐かしい気持ちになります。
話のオチもまとめもありません。でも僕がキラキラ感じていた青春のお店が今でも同じ場所にあって、ほぼ何も変わらないってのが素敵じゃないですか。みなさんにとってそんな場所ってどこですか?
時々再訪することを僕はお勧めします。
