タイトルが長い、、
パン屋さんの厨房でシンクに水を流すと冷蔵庫の排水口から汚水が逆流する。ってご相談で排水管高圧洗浄を行いました。
業務用の冷蔵庫は排水に繋がっているものが多いです。結構水出ますからね。
今回は一番上流の排水から水が漏れる状態でした。下流はグリストラップです。
最上流が冷蔵庫、次がシンク、手洗い器、厨房外の店舗のキッチン、グリストラップっていう経路です。多分全部1本の横引管で繋がっているのかな?って構造。でもトラップから上までが15メートルくらいあります。結構長い。僕の洗管ホースは20メートルまでしか洗えないのでギリギリでした。
結構詰まってた

ちょっと分かりにくいですけど、これが排水管から出てきた汚泥の一部です。全部だともっとありますね。10リットルのバケツ2杯分くらいですかね?まーまー出た方です。
これが排水管に詰まってたと思うと流れなくて当然だよね。って思いますよね。
汚い写真続きですが、洗管は下流からがセオリーですね。

厨房にはグリストラップの設置が求められていて、業務用の厨房は基本的にはグリストラップが絶対あるはずです。厨房の排水が全てグリストラップに流れる仕組みです。
写真下側の穴からグリストラップに排水が流れてきます。阻集篭にゴミが溜まり、濾された汚水が仕切り板の奥に溜まります。その溜まった汚水の上澄みが屋外第一升まで流れてゆき、そこから各市町村の大きな下水管に合流です。親切な作業だと屋外第一升からグリストラップまでの横引管も洗管します。
契約内容にもよるので絶対とは言えませんけどね。
一般の住宅は?
店舗などじゃない普通の一軒家ですと、グリストラップがないので普通に市町村の排水に流れていきます。トイレとキッチンなどは別ルートですね。家の周りの犬走(砂利とか敷いてある基礎の周りのあたり)に「汚水」って書いた蓋が何個かあると思います。これが屋外第一升になると思います。地下があるような建物だと排水管の途中に清掃口がありそこを開けると洗管可能な場合もありますね。
マンションでも建物の何処かに排水の清掃口とか吸気弁とかがあったりすると思います。
よくネット広告でやってるみたいにキッチンシンクの排水詰まりなのに、シンクの排水から洗管ホースを入れるのは本当はちょっと違うんですね。
下流から入れれない場合はやむを得ず上流から入れることもありますけど、洗管業者なら何処かしらで下流の入り口見つけると思います。
僕の自宅だとお風呂が最上流、次が洗面台、キッチンとなっていきます。
自宅の排水が詰まっている時は屋外第一升の蓋を開けて(マイナスドライバーなんかがあればすぐに開きます)水位が上がってないか?開けた状態でキッチンとか洗面とかから水を流してきちんと流れてくるか?とかを見ると良いと思います。
第一升の水位が異常に高い場合は第一升から第二升の何処かが詰まっている可能性が高いです。第一升は普通なら住宅内の何処かが滞っている可能性が高いですね。
油料理が多い家とか地下水の家なんかは詰まりやすいのかな?って思います。
ブログネタにしたくて写真を撮りました

ゴムホースとワイヤーホースです。ワイヤーはキッチンシンクからとかお風呂の排水口から、洗面台からとか上流から入れる場合に便利です。というかゴムホースだと入らないことが多いです。
グリストラップとか第一升から入れる場合は写真の細いワイヤーホースじゃ全く意味がありません。詰まりが抜けない。ゴムホースくらい太いワイヤーホースならいいですけど、高いんです(泣)
でも写真のゴムホースもかなり高額ですけどね。いちど破れた時は涙がにじみました(笑)
今はホームセンターに売っている家庭用のケルヒャーにも洗管ホースが取り付けられます。ただ家庭用の洗浄機での洗管は僕はおススメしませんが、、、、

僕は洗管ノズルは写真の3種類と、ワイヤーホースについているスズランノズルを使っています。
それぞれ水の噴出パターンが違います。真鍮の標準ノズルが一番万能ですが、高圧洗浄機のスペックによっては標準ノズルでは詰まりを貫通出来ない場合があります。
あと洗管に慣れてくると「ん?油の壁だ」とか「多分タオル詰まってるよ」とか「硬いものあるな?ガラスの破片?スプーン??」とか感触で障害物に当たったのが分かります。釣り人がロッド越しに海中の様子を感知できるのに近いと思います。
あとは「今エルボー越えた」とか「横引管に入った」とか分かります。
それに加えて先端が排水パイプ内のどの辺を走っているかも考えながら、ホースを捻ったりして満遍なく管内を洗います。
今日も「う~ん、油の壁ある。よし!崩した。崩したから一回トラップに出さなきゃ」って一度トラップまで戻すとか、そういう技術的な部分があったりまします。あと洗浄機ってガンを握った瞬間が圧力高くて、握りっぱなしだとちょっと圧力落ちますから、壁に当たったら一度、カチカチってガンを離したり握ったりで、マックス圧力をスカムにぶつけるとか技巧派の技がありますね(笑)
慣れない人で多いのが、上流まで10メートルあるはずなのに、洗管ホースは5メートルしか入らない。って状態ですね。不思議なもんで上手な人が動かすとスルスル入るのに、慣れてない人だと止まって止まって全然進まない。
最後に謝ります
偉そうに書きました。やったことない人は参考にしてね。みたいに書きました。
正直に言います。。。。
僕も結構な確率で失敗します、、、、、、成功率で言うと80%です。20%はダメだこりゃ。となり車ごと高圧洗浄機みたいな本気の頼りになる越田さんっていう大御所に泣きながら電話します(笑)「助けてください、、、、、、僕じゃむりでず、、、、、」って。
排水管の経路が複雑すぎて図面なしでは何処から洗管すればいいか見当もつかない。とか、リフォームのしすぎで使われてない排水管がいくつかあるとか、傾斜地に立ってる家とかで縦管が4メートルくらいあるとか、経路も分かってるけどどれだけやっても貫通しないとか、、、、、あと結構あるんですけど、違法ですけど保健所対応で排水口付けてるけど実は見た目だけのダミーで蓋はあるけど排水管じゃないとか、、、、そりゃ詰まるってか流れねーよ!って。排水管のカメラで見て判明とか。
昔なんてトイレの排水管詰まりで地下の清掃口開けたらウンコとかションベンとか溶けたトイレットペーパーとか吹き出してきて、僕は糞まみれになったとか。挙げだすとキリがありません。いい振りこきました。。。。。
僕もベテランじゃないです。偉そうに書いてゴメンね。。。。。
えんがちょ。
旭川ハウスクリーニング,旭川掃除,旭川美装,各種,消臭,除菌,防カビ,臭気調査,カビ調査など専門的な作業も得意です。
換気扇掃除、換気扇クリーニング、エアコンクリーニング、エアコン分解クリーニング、お風呂掃除、灯油消臭、火災消臭、火事消臭、ペット消臭、タバコ消臭、芳香剤消臭、VOC除去、などなど住まいの掃除から空気空間のお掃除など、ハウスクリーニングからビルメンテナンスまで幅広い守備範囲が自慢です。
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