コンポジットタイル

なぜベストを尽くさないのか?

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日本科学技術大学上田次郎教授の言葉です

なんかそれっぽい、、、

先日の改修工事後の現場の机が斬新でした。

今流行りの誰が座ってもいいデスク?

面白いオフィス
面白いオフィス

写真じゃ分かりにくいんですが、なんか複雑なブロックみたいな形でスキップフロアの途中途中に机が沢山あるみたいな構造です。初めて見ました。

コンポジションタイル
コンポジションタイル

最近のコンポジションタイルってワックス塗っても光りません。写真はワックス(フォトンマックス)2枚塗布乾燥後です。

タイルにはコンポジションタイルとホモジニアスタイルってありますね。どっちがどっちかは僕は分かりません(笑)単層か複層か?塩化ビニル樹脂の配合率が30%以上か以下か?難しくて分かりません。。。。

僕としては新品のコンポジションタイルに樹脂濃度の高いワックスとかウレタン系のワックスを塗るのは好みじゃありません。ダサいツヤツヤになると思います。なので上の写真位のいぶし銀なツヤが一番だと思っています。

ツヤツヤにって言われればツヤツヤにします

僕は仕事はお客さんの納得より自分の納得が大切だと思っていますが、仕上がりの好みの押し売りは一切やってません。お客さんがツヤツヤが良いって言えば、ツヤツヤにしますよ。ツヤツヤならツヤツヤでも自分が納得するダサくないツヤを目指しますし。

フォトンマックス(東栄部品が販売しているベトコのワックス)は僕は好きです。きちんと管理してもらえるなら数年は美観を保つ耐久性とギラっと光らずキラッと光る品の有る光沢。そして乾燥も早い。きちんと管理してもらえないとあっという間にズタボロになりますけどね。

管理の不行き届きを僕たち掃除屋さんの責任にされることはよくあります。

すぐ剥がれた、すぐ汚れたとか。僕たちの施工が原因の場合もありますが、大体は日常の清掃の不行き届きが原因の場合が多いです。

文句を言うのも人のせいにするのも一番簡単な解決です

やっぱりみんな人間だから自分は間違ってない。自分は真っ当だ。あいつがダメなんだ、あいつの言い方がムカつく、あいつは努力してない、あいつが手抜きした、あいつが電話してこない。などなど色々思っちゃいます。

でも固定観念って言葉もありますし、それって本当に間違ってないの?って思ったり思わなかったり。

僕も人間だから、すぐに自分が正しいだろうって方向に考えを持って行ってしまいます。

でもそれだと感情的になってしまうし、冷静な判断も出来なくなるし、凝り固まったガチガチのくだらない考え方になってしまう原因です。

なので、「なぜベストを尽くさないのか?」って言葉を思い出すようにしています。

本当にベストを尽くした?言い訳だらけでやってないことあるんじゃないの?お前昨日寝たんだろ?寝る時間あったら出来ることあったじゃん?やるっていって口だけになってない?誰かのせいにしてない?誰かのためにしているんだ!とか都合のいい偽善みたいな言い訳心の中にない?などなど自分を苛めたおして本当にベストを尽くしたか振り返ります。

なのでベストを尽くしたの?って疑問が多い人に「ワックスが安いから汚れる」とか言われると、「それ本気で言ってるの?」って思っちゃいますね(笑)

あなたはワックスを汚さないための努力したの?って、、

でもこういう風に考えちゃうのがダメなんですよね。なので僕はいい加減なことをされても揺らがない仕事を日々もっともっと考えなきゃいけないんだと思います。安定しているのが理想的ですけど、安定できないならそれはそれで考え方でどうにかしなきゃいけません。大気が不安定だと積乱雲が云々で雷がなります。雷的には安定なんでしょう。不安定だけど安定。

僕は常に雷を鳴らせる準備もしておけば不安定でも困らない。

意味わからないですね(笑)

はい、どーせ全部僕が悪いんですよ。

最近暑いので娘とハイエースの屋根の上で涼んでます(笑)

4件のコメント

  1. はじめまして。

    長らくROM専でしたが、少々気になるところがありましたので、書かせていただきます。

    >>日常の清掃の不行き届きが原因の場合が多いです。
    私は、昨年現業を定年退職しまして、別会社で、半日パートの日常清掃をさせてもらっています。

    現業(定期清掃)と、日常清掃のギャップに悩みながら何とかこなしていますが、
    加藤さんの仰る、理想的な「日常の清掃」とは、どのようなものなのでしょうか。

    この程度はやってもらいたい、と仰るレベルがございましたら、ご提示いただけたらと思います。
    可能な限り努力したいと思います。

    不躾なお話で申し訳ございません。
    よろしくお願いします。

    1. コメントありがとうございます。はじめまして。

      理想的な日常清掃とは建物構造や建物の利用目的、歩行者数、等など様々な要因で変わりますので、一概に「この様に」とは言い切れません。
      ただ、どれにも共通するのは精度の高い除塵と、きれいな拭き掃除ではないかと思います。

      ホウキやドライのダスターで除塵ですと除塵だけの効率や精度を考えると適切ではないと思います。また、一般的なバケツに水を溜め、その水でモップを濯ぎながらの水拭きも汚れを伸ばしているに等しいですから、良くないと思います。(理由や検証の結果などはとっても長くなるので割愛しますが、、)

      僕はナノテックシステムを導入していますので、どうしてもナノテック理論寄りになってしまいます。
      除塵は専用のモップを用いたウエットダスティング。水拭きは専用モップを使用し複数枚モップを準備し、適切なタイミングであらかじめ濡らしてあるモップ糸に付け替えながら拭いてゆく、など理にかなっている清掃がいいと信じています。
      モップ糸はナノテックシステムの製品でなくても同じようなものはいくつかあると思います。

      現場によっては掃除機やスイーパー自洗機などで清掃している所もあると思いますが、これらも適切に作業しなければ定期清掃で作られたワックスの皮膜を痛める原因に直結しますので、理論的な使用方法を考えなければならないと僕は思っています。掃除機やスイーパーでは油分を含む汚れは取れませんし、取れないまま水拭きをしてもドアの手垢と同じで拭いても伸びるだけで落ちません。自洗機のみですと土砂などは完全に吸いきれませんし、土砂によりワックス皮膜に傷が入ります。

      土砂も、油性の汚れも水性の汚れもいっぺんに取れるモップ、常にきれいな水を使い床を拭く、洗浄成分が残留しない洗剤、ワックスの架橋に干渉しない洗剤の使用など、適切な拭き掃除。これがきちんと出来ている現場は理想的な日常清掃と言っても語弊は無いと考えています。

      言葉にすると面倒な気がしますが、実際の作業に取り入れると実は工程も減りますし体の負担も減りますので楽になることが多いと思います。

      状況も分からずに理想論で偉そうなことを書いてしまい恐縮ではありますが、あくまでも僕の考えです。一般的な清掃を批判するものではありませんし、否定するものでもありません。
      ご理解いただけますと幸いです。

      でも、岸田さんのように日常清掃の精度を上げることを考えて下さる方が世の中に増えると、清掃業は専門知識が必要な特殊な作業だと認識してもらえるきっかけにつながると思います。そうなると清掃業への待遇も変わると思いますし、業界がよりよくなると思います。とても嬉しいコメントでした。ありがとうございます!

  2. とても丁寧でわかりやすいお答え、ありがとうございます。
    簡単にはいかないまでも、少しづつ努力して行きたいと思います。

    色々大変な時期ですが、ご無理の無いようご自愛ください。

     余談ですが、45年前に、層雲峡の旅館でアルバイトしたことがあります。
    ちょうど今ぐらいの時期でしたので、花火大会があったの覚えてます。
    旭川もすっかり変わってるんでしょうねー。

    1. 層雲峡でお仕事されていたことがあるんですね!なんだか親近感が湧くエピソードです。
      僕は今39歳ですので45年前の旭川は分かりませんが、僕の幼少期と比較しても旭川の町並みは
      大きく変わっていますから、きっと45年前と比較すると更に変わっていると思います。

      また機会がありましたらコメントし頂けるとうれしいです。ありがとうございました。

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