臭気調査

臭いの原因を調べる

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臭気調査を行いました

なんか臭いんだけど何の臭いか分からない。

急に臭くなったけど何処が原因か分からない。

臭い臭いと言われるが本当に臭いのか調べたい。

などなど色々な理由で臭気調査のご依頼は頂きます。

そんな臭気調査の仕事をしてきました。

何をするの?

ものすごくざっくり言うとあちこち調べ回ってちょろちょろするだけです(笑)

全部は見せられませんが使う道具もこんな感じ。

臭気調査
臭気調査

他にも色々使うんですけど、iPadの下に隠れていたり廊下に置いてあったり。見えません。。

この現場は「なんか分からないけど酸っぱい匂いがする」ってご依頼です。

これが意外と苦労しました。臭いがとっても薄いんです。しかも芳香剤が置いてあって、酸っぱい臭いを識別しにくい。

やっと原因を見つけて対策もご提案して、後日消臭施工のご依頼もいただきました。

臭いの感じ方は個人差がある

臭いって感じ方は個人差があり、その差は驚くほど大きいと思います。

「え?これ分からないの」ってくらい臭いを感じない人も居れば、「この臭い気が付くってすごいね」って人も居ます。

臭気調査や消臭や防カビのお見積りなんかで多いのが「私は気になるけど旦那は臭い分からないって言うんです」って話です。

これはほぼ100%に近いくらい奥さんの嗅覚が正しいと思いますよ。

男性よりは女性の方が匂いに敏感ですし、壮年よりは若年の方が匂いに敏感です。

あとは間違った処理のせいで臭いが分からなくなっているケースです。

トイレなんか代表例で、オシッコの臭いをアンモニア臭とか言いますけど、実はトイレの臭いの原因はアンモニアではありません。ちがう物質(フェニル酢酸)が原因なんですけど、アンモニアだと思って変な事すると何の臭いか分からなくなり、解決策から遠くなる。

臭いには原因がある

臭いには原因があります。なので大概の臭いはどうにかして解決できるはずです。

結果が出せない消臭業者さんで多いのが「なんとなくグランバイオエアを撒こう」とか「なんとなくマイクロゲルレッドを使おう」とか「この臭いにはこの消臭剤って取説に書いてあった」とか、なんとなくで施工しちゃうケースです。

僕はなんとなくって仕事では良くないと思います。普段暮らすうえで「なんとなく美味しそうだな~」とかそういうのは良いと思います。僕も普段は何となくの連続で生きているダメ人間です(笑)

ただ仕事は理論に基づかなきゃお金を頂く以上無責任になってしまうと思います。

例えばですけど、新品の洗面台の臭いが嫌だ、とかご相談があったとします。

これって「新品の臭いだからそのうち消えるよ」とか「ホルムアルデヒドが」とかその程度で解決されがちですけど、新品の樹脂が匂うのって原因があるんです。○○って物質が原因です。なんとなくではきちんと対応できません。

カーペットの臭いにも原因物質は存在します。

噴霧する消臭剤の量も理論があるんです。なんとなく沢山まいちゃえ。とか、バケツが10リットルだから10リットル撒いちゃえ。噴霧器のタンクが2リットルだから2リットルとか、臭いが消えるまで撒き続けようとか。

これ効率悪いと思います。

タバコの臭いならどれくらいの量とか、メロンの臭いだから何リットルとか、臭いによって使う薬剤の総量って違います。これ意外と知られていないと思うんです。

聞かれても教えないけど(笑)

他にも面倒な事いうと、この臭いの分子量はいくらなので云々とか、両親媒性なのか?官能基があるのか?とか閾値は?とか色々です。

そんな秘密もお掃除研究室に入会いただければ聞けるかも?(笑)

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