防滑フロアの洗浄を行う

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ノンスリップフロア?防滑フロア?正式になんて言うのかは分かりませんが、本州であればマンションの共用廊下。北海道なら温泉施設の脱衣場やプールなど滑りやすい所に使われやすい床材の洗浄を行いました。

ネットで検索すると「防滑製ビニル床シート」なんて出てきます。

さらに調べると

防滑性ビニル床シートが特に多く使われるのは、水濡れや油汚れなどで床が滑りやすくなる可能性がある場所や、高齢者や小さなお子さんなど転倒のリスクが高い方が利用する施設です。具体的には以下のような場所が挙げられます。

  • 医療施設・福祉施設: 病院の廊下、病室、リハビリテーション室、高齢者施設の居室、浴室、トイレなど。車椅子や歩行器の使用にも適しています。
  • 教育施設: 学校や幼稚園・保育園の廊下、階段、トイレ、厨房、プールサイドなど。子供たちの安全な活動を支えます。
  • 商業施設: スーパーマーケットの総菜売り場、鮮魚売り場、飲食店の厨房、トイレ、店舗のバックヤードなど。水や油で滑りやすい場所に最適です。
  • 公共施設: 駅の構内、公共トイレ、温浴施設の脱衣所や洗い場など。不特定多数の人が利用する場所での安全確保に貢献します。
  • 集合住宅・戸建て住宅: マンションの共用廊下や階段、バルコニー、住宅の玄関、脱衣所、キッチンなど。家庭内での転倒事故防止にも役立ちます。
  • その他: 食品工場、研究所、スポーツ施設の更衣室など、安全性が特に重視される場所。

メリット

防滑性ビニル床シートには、以下のような多くのメリットがあります。

  • 高い防滑性: 表面に凹凸加工や特殊なコーティングが施されており、水や油が介在しても滑りにくく、転倒事故のリスクを大幅に軽減します。JIS規格などで防滑性の基準が定められている製品もあります。
  • 清掃・メンテナンスが容易: 表面がビニル製のため、汚れが付きにくく、水拭きや中性洗剤で簡単に清掃できます。ワックスフリーの製品もあり、メンテナンスの手間を省けます。
  • 耐久性・耐薬品性: 土足での歩行や台車の通行にも耐えられる耐久性があり、薬品や消毒液にも比較的強い製品が多いです。
  • 耐水性: 水を通しにくい素材なので、水まわりでの使用に適しています。
  • 衝撃吸収性・歩行感: クッション性のある製品もあり、歩行時の衝撃を和らげ、足腰への負担を軽減する効果が期待できます。また、適度な弾力性により快適な歩行感が得られます。
  • デザイン性: 木目調、石目調、無地調など、様々な色柄やデザインがあり、空間の用途や雰囲気に合わせて選ぶことができます。
  • 施工性: ロール状やタイル状の製品があり、比較的施工が容易です。
  • 衛生的: 抗菌・抗ウイルス加工が施された製品もあり、衛生的な環境維持に貢献します。
  • コストパフォーマンス: 他の高機能な床材と比較して、初期費用やメンテナンス費用を抑えられる場合があります。

これらのメリットから、防滑性ビニル床シートは安全性、機能性、デザイン性、経済性をバランス良く兼ね備えた床材として、幅広いシーンで採用されています。

清掃・メンテナンスの項に書かれている通り、ワックスフリーですが汚れは落ちにくいと思います。(掃除屋さんの観点からの感想です。)

日常的には普通に掃除機などで除塵後に水で濡らしたモップなどで拭いていただければいいと思いますが、水をマメに取り換える。しっかり絞る。を気を付けなければどんどん黒ずんでいきます。

黒ずんでくるとなかなか汚れは落ちません。メラミンスポンジなどでこすればキレイになりますが、床面全面を擦るとなるとムラになりやすいです。

写真は白っぽい方が洗浄後。黒ずんでいるほうが清掃前。

一目瞭然ですね。これくらい汚れると拭くだけではキレイになりませんし、洗剤を使うとムラになります。

プロの掃除屋さんが施工するなら、クオリティ社のステンレスブラシ。スマート社のゴムブラシ、アプソン社のEパッドを使うとかが多いかと思います。

ただ、いくら道具が良くても汚れが落ちる個所と落ちない箇所のムラが出やすいのがノンスリップシートの難しい所です。外や排水が出来る場所でしたら高圧洗浄で洗うのもセオリーでしょう。

意外と多いのが「キレイにはなったけどもう一段明るく出来るような気もする、、、」という半端な仕上がり。

インターネットなどで各社の施工写真を見ていても「もう一段階調明るくなりそう」って思うことが多いです。

かくいう僕も最近までは「もう一声行けそうだけど落ちない、、」と悩んでいる一人でした。

やっと「これがベストか?」と思える洗浄剤の配合バランス、オープンタイム(洗剤の反応時間)、洗浄方法にたどり着いたように感じます。

簡単に見えて奥深いノンスリップシート洗浄なのです。

今回の気付きですが、これもここ数年「また一から洗浄理論の勉強をやり直そう」と心に決め、コツコツ勉強し直したことが大きいと思います。

日々の業務をただこなすだけでも仕事は動き続けまわると思います。ただ、目的意識を持ち「昨日の自分よりも今日の自分の方がすごいことが出来るようになりたい」という気持ちがあれば365日で365歩前進ですからね。

進めない日もあるでしょうけど、それにしたって100歩や200歩は進めるかもしれない。

僕も勉強中ではありますが、僕が今まで蓄積した知識の一部は 「一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会」 という団体の講習会の中で少しずつ皆さんと共有しています。

興味のある方は参加してみてください。

近年では消臭に限らず洗浄理論の講義があったり建築知識の講義があったりと幅が広がっています。

洗浄理論に関しては僕が講師を務めることが多いです。消臭で僕が講義を行う場合でも質問の時間や、その後の懇親会で僕をロックオンして頂ければご質問への回答という事で色々お伝え可能です。

最近発売された蔵王産業さんのパイルブラシのマシン(マルチウォッシュプロ)でもキレイになると思います。製品は 「コチラ」 から。

魅力的なんですが、ちょっと高い、、、(汗) ただ、5年でリースを組めば予備バッテリー1個を付けても月額15000~18000円程度なのかな?と思います。(価格は各販売代理店さんで大きく変わりますので、各自確認してください)

他にも 「コチラ」 でもOKだと思います。(スクラブメイトB5)これも高い、、、、。

しかしこちらも予備バッテリー2個つけても5年リースなら月額17000円程度?

使い方や〇年、〇ヶ月で元が取れる。などしっかりイメージできた人にはお勧めできると思います。

Beクリーンは貧しい会社なので買えませんが(涙)

昨日投稿した「ユシロさんの勉強会に行った」の記事でも書きましたが、清掃資器材も進化していますが、建築建材も進化しています。

当たり前ですが、従来のメンテナンス方法が通用しない建材も増えていますし、常に学び続けなければ「現場経験で培った」みたいな謳い文句も「何年前の話だよ?古すぎて現代じゃ通用しないぜ、、、」とバカにされちゃう裸の王様になっちゃいます。

そんなことで僕もそろそろ現場に行ってきます。今日も床下作業。

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