限度ってものが

今日はお客さんと打合せで色々と話しをしてきました。

1年に1度床のワックス掛けを行っている施設です。

僕たちも清掃契約を結んでから更新更新で9年か10年のお付き合いです。この施設は僕たちが清掃を行う前も20年くらい他社さんが清掃を行っており、ワックスは黒ずみ床は黒光りしている状態でした。ポリッシャーなんて使わずに水拭だけしてワックスを塗っていたそうです。ガラス清掃なんてホースで水をかけていただけとか。終わってるじゃないですか。。。。。

剥離も考えましたが、なんせ完全な通行止めが事実上不可能な施設なので、うん十年分のビルドアップされすぎたワックスを剥がす作業は不可能です。

そんな状況でも減膜させながら維持管理を行い、なんとか頑張ってはいますが、やはり僕たちは1年に1度しか清掃を行いませんから、限度ってものがあります。

毎日の清掃がやはりとても大切です。

ヒールマーク(黒い線状の汚れですね)だって着いてすぐならモップで拭けばすぐに取れます。これを1年放置され床暖房もガンガン焚かれると正直1度の洗浄では落とす事が困難になります。

ホコリなんかもそうですね。僕たちはワックスを乾燥させるのに送風機を使います。清掃対象は床ですが、それ以外の場所にホコリがビッシリですと送風機の風でほこりが舞い上がります。そして床に落ちてワックスに抱き込みます。

そこがガサガサになりますから、日々の清掃で汚れが引っかかり端っこだけ汚いとか起こり得ます。

床を拭く洗剤なんかもあまりにも強力だったり、理論的に用途にそぐわない物を使用されるとワックスも万能ではありませんからワックスが痛みます。

とくにキッチリ希釈するべき物を「キャップ1杯」とか「バケツにキャップ1杯」とかだと尚更厳しいです。僕たち的には「バケツって何リットルの水?お湯?」とか「キャップ一杯って何CC?」とか。

使うモップもビルメンモップだと正直いけないと思います。モップの絞りがあまくて、拭いた水滴跡がビッシリ残る。洗剤が残りますから、そこからワックスが死んでいく。「ワックスに問題あり」となっても正直「それ俺らのせいなの?」って思いますが、清掃のプロではない人には「拭いたくらいでワックス痛まないだろ」ってなると思います。仕方ない。ビルメンモップは洗濯しても構造上雑菌が残りやすいですし、衛生面でも難有りだと思いますし、除塵も不織布のダスターではホコリが舞いますから、これも衛生的には問題あり、集めたゴミをホウキで集めるのも衛生面ではダメだと思います。

自動車のコーティングでも素晴らしいコーティングを施してあっても1年間適切な洗車が行われなければ絶対に汚れるし、ある程度痛みます。

ただ日本は保健所が時代錯誤な「次亜塩素が一番理想的なんだい!!」って感じの指導しかしてませんから、みんな「次亜塩素を使わないと事故があった時に保健所が」とか言います。間違いありません。その通りです。

でも何でもかんでも次亜塩素で清掃消毒っていい加減時代遅れも甚だしいと思います。もっと素晴らしいものも増えています。

また求められるものの違いも難しい問題です。

汚くても黒くてもツヤがあり光っていれば正解だ、という考え方は依然として根強く残っていて、ツヤだけ出すなら減膜は難しい課題になってきます。ツヤだけあれば汚くてもきれい!って旭川市役所とか水道局、合同庁舎とか役所の建物と同じですよ。汚いのにツヤツヤ。これが公共工事の正解なんです。どの建物もそうなんですもん。

ナノテックシステムは素晴らしいですが、クラシックスタイルのジャブジャブワックスを塗りたくる膜厚を増やしてナンボの清掃と比較すると若干ツヤ感は落ちると思います。

汚染度に併せてワックスの塗布量を変えたり、ウエットバフだけで減膜を考えると、塗った箇所と塗っていない箇所のツヤの差が出ますから、「清掃されていない」となります。

他にも色々と課題はあるんですが、なんせ数年後の美観を見据えた長期計画で尚且つ最新式のシステムを導入となると、時代が追いついていない部分もあり作業が難しい。って感じる事が時々あります。そんな時代遅れの国の方針が原因で、きちんと美観維持が可能なのにそれすら出来ない建物が多い事がもどかしいです。

権威ある検査機関で「この製品は次亜塩素と同等かそれ以上の効果を発揮しています」という検証データがあるにも関わらず保健所は「次亜塩素」っていうんです。もーほんとうにおかしいだろ!って思っちゃいます。

僕が色々憤りを感じても国の考えなんて変わらないし、新しい物はコストがかかりますから、それすらも上手に解決出来る、そして僕としても「これなら美観の維持が出来る」って納得の行く清掃方法を考えようと思います。

今日は解決策を考えるのに沢山の人に資料作成のお手伝いのためにデータの提出や資料の送付のお願いをしてしまいました。

全部まとめて素敵な解決策が出来るように頑張ろうと思います。

将来の美観のために最新式システムの導入は理解が得られない事が多いですが、きっと10年20年後に僕が言っていた事を理解してくれる人が増えるであろう。って期待して頑張ります。

とってもまとまりがありませんが、なんせ「それじゃー一生キレイニならないし、どんどん汚れて行くだけだ!!」って分かりきっているのに、それを推し進める事は誰のためにもならないと思うので、僕は頑張るよ、って決意表明のために書きました。

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コメント

  1. ryo より:

    最近小林よしのり氏の言論にはまっています。真実・正論を標榜すると孤独らしいです。10年かからないかもしれません。加藤さんが正しいです!

    • be-clean より:

      ryoさんありがとうございます!
      今はまだ古きよき掃除屋さんたちに批判されたり反発されることも多いですが、それでも僕は栄光ある孤立という立ち位置できっと間違っていない清掃方法をどんどん推し進めようと思いました!